フォト・アルバム～Blu～

素直になれなくて

『美由、お前そろそろ進路考えたか？
もう半年後には願書下書きする時期だからな』

『うーん...』

放課後の教室
二人きりになった
荻沢先生と私は

進路の話や行事の話などをしていた。

先生と時々目が合うと

胸がぎゅっと締め付けられる。

ドキドキが増していくように

“好き度”みたいなのが
また１つ上がっていく。

中学生なんて

所詮子ども

そんなことは分かってた

だから..

『ねぇ、先生ー』

『ん？』

『先生って

彼女、いるの？』

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