友達

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江角が走って自販機に向かった後、私は信じられなくて頭が混乱したままで、ぼーっとしていた。 江角が私を…? いやいや、あり得ないし! 私はどうなのか…? バカな猿くらいにしか思ってねェよ。 何だよ、いきなり。 そんなの全然知らなかった。 翼「あ―!!!イライラする!!」 というか、自販機ってどこまで買いに行ったんだ? 少し遅くないか? そう思っていると、公園の前を走っていく人達が見えた。 なんとなく、騒がしいような気もする。 翼「すみません、何かあったんですか…?」 「いや…それが…!さっきそこで高校生くらいの男の子が引かれたらしいんですよ!」 翼「高校生…くらい…の…男の子…?」 心臓が一瞬止まったかの様に、息が止まった。
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