いない存在

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私は早くあの場所から抜け出したかったので、早々と家に帰っていた。 突然のことだったので、明日皆大騒ぎだろう。 特に江角のことが好きという女子生徒ね。 私は体をベッドに投げだし、天井を見上げた。 私の部屋にはパソコンがあり、それが起動するまで、重い体を預けることにしたのだ。 翼「ジュースなんかいらなかったのに。何で勝手に好きなことばっか言って、死んでんだよ。言い逃げ野郎めっ!」 私は悪態をつきながら、パソコンに向かい、マウスを動かし、カチカチとクリックした。 翼「ん?メールだ…」 私は勿論そのメールを開けた。 そのメールが全ての始まりだとも知らずに…。
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