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ふふ、今日も良い天気!
あは、今日も朝から小鳥さんの歌声でお目覚めね!
さぁ、小鳥さんに挨拶よ!
翼「ピチュピチュうっせぇんだよ!焼き鳥にして食ってやろうか!?ああ゛!?」
そう言うと、小鳥たちは逃げていった。
私はため息をついて、朝まで握りしめていた携帯をベッドの上に投げつけた。
翼「メール来ねェじゃねェかァァァ!!やっぱり騙されたァァァ!!」
「朝っぱらからうっせェんだよォォォ!!黙れェェェ!!」
般若のごとき顔で、怒りに我を忘れて可愛い娘を怒鳴りちらしたのは、私の母親です。
強くて、最強です。
我が家の魔王です。
母親は私を散々怒鳴りちらしたかと思うと、下の階へスキップしながら降りていきました。
はは、娘を怒鳴りちらしたのでストレスでも発散できたんですか?
ざけんなよ、クソババア。
でも、私の怒りの矛先は…。
翼「あの管理人めっ…、殺してやりてェよ…」
朝から物騒なことは言っても、この物語のピチピチ可愛い女子高生!!
殺しはしませんよ、私ヒロインですよ?
半殺し程度で許してやりますよ。いや―、女神のごとき優しさ!!
翼「…ふぅ、やっぱり騙されたかな?」
後で、あること無いこと情報を撒き散らされて、金を巻き上げられたりしたらどうしよう!
一家がどうこうよりも、烈火のごとく怒る母親が何よりも恐ろしい。
怒鳴り声で、近所の人の家の窓ガラスまで割りそうだよ。
私の母親ならやりかねん!!
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