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「そ…そんな事よりそろそろ教えてよ」
「?、何がです?」
「君の名前だよ」
そう、あの子は俺の名前を知っているけど俺はあの子の名前は知らないわけで
流石に俺だけが知らないわけにはいかないし
「それじゃ私の事は梓って呼んでください」
「アズサ?」
「はい、梓です」
「っていきなり名前呼びなの?名字の方は?」
「いいんです、私は悠利さんを名前呼びしますから悠利さんも私の事を梓って呼んでください」
なんて強引な…
その時また扉を叩く音がした
「日向さん、面会時間が過ぎましたよ」
気がつくと既に面会時間の7時になっていた
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