イジメる気持ち

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どうやらクラス全員がしめしを合わせて私を無視している様だった。 つまり、今の私は透明人間というワケだ。 おそらく堀口弘子が、リーダーだろう。 「ちょっと、堀口さん。いいかしら?」 純子と机をくっつけて昼食をとっている所へ、私は出向いた。 「純子のウインナー、美味しそうね。ちょうだい」 「やだ。弘子ったら。弘子のお皿にもあるじゃない」 案の定、堀口弘子は私を無視する。 それならば好都合だ。 私は堀口弘子の給食の上で黒板消しを叩いてやった。 「キャー!何するのよ!」 「信じらんない!」 うろたえる弘子と純子。 いい気味だ。
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