あいつと俺と高校生活

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そんなボーっとしていた俺を不幸が襲う。 「次、海藤答えてみろ。」 見事なまでの沈黙だった。 そりゃ聞いてませんでしたから。 とりあえず立ってしまった俺の机にそっと紙きれが置かれた。 そこには達筆な文字で 「徳川家康」と書かれていた。 俺はワラにもすがる思いでその人名を口にする。 ファイナルアンサー? 頭の中で、モソタ・ミノが聞いてきた。 俺はもちろん答えた。 ファイナルアンサー。
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