あいつと俺と高校生活

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「海藤君のおかげで女の子の友達ができたから。」 ああ、そういことか。 確かに休み時間の時に話しかけ… 訂正 群がっていたのは男子だけだったと思う。 女子と話したのはあれが初だったのかもしれない。 「お礼言われることでもないけどね。」 素直な気持ちだ。 実際ただご飯に誘っただけだったし。 「そんなことないよ。」 ニコっと微笑んでいる桐生さん。 これ以上否定することもないか。 なんだかいいことをした気分だ。 教師からの問題をかわし、俺は安心して眠りに落ちた。
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