プロローグ

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「煩せーな。森じゅうさわがしい。昼寝にならねえ。」  ポケットを探るが、空の葉巻ケースが触れるだけだった。  よれよれの麻のシャツに古びたジーンズという出立ちで川縁の岩かげに寝そべりひとりごちる。
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