「缶詰男」

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佐田さんは人差し指と中指と薬指合計3本をその缶詰の中に入れた 10秒ほど 佐田さんは缶詰の中をこねくり回すと缶詰の中からとクチュクチュと嫌らしい音が聞こえてきた。 「おーおー粘るねーー えっへっへへ」 佐田さんはテレビを見つめながらより激しく3本の指を動かした その時だ 「あ・・あふぅ・・んん!!!!」 テレビの前の局アナが突然嫌らしい声を上げたのだ!!! 「えっ!!??」 「ほぉら 我慢できずに 声だーした♪」 佐田さんは うれしそうにまだ指を動かしている 手の動きがどんどん早くなっていく テレビの中の局アナはテレビ局の屋上で大きい温度計を持って東京の今日の最高気温を言う予定だったが 「あ・・!!あふ!!ああぁん!!」 とてつもない大声を上げてしまっている。 スタジオの司会者が心配そうに「どうしました?○○アナ??」 といった その時 ぴしゃあっ!!! 缶詰から水のようなものが噴出した。 と 同時に屋上の女子アナの映像が突如スタジオのカメラに切り替えられた。 「いっちょうあがり!!」 佐田さんは缶詰から指を抜くとびしょびしょの手を、食い終わったヤキベンの空容器の上でチャッチャッと振った。 「ま、こーゆうことだ」 佐田さんは それだけ言うと濡れた缶詰をゴミ箱に投げ捨て立ち上がり 「さーて寝るか。おまえも適当に寝ていっていいよ、コタツ使っていいから」と自分のベッドの上で横になった。 テレビの中の女性の股間と缶詰の中身が繋がっているということなのか?? 僕は、とりあえず 捨てられた缶詰の中身をもう一回覗いて見た 中はもうからっぽだった。 テレビでは何事もなかったかのように 他のニュースが流れていた。 佐田さんは寝た。 僕も頭の中が真っ白になり佐田さんの部屋のコタツで寝ることにした 部屋には先ほどの缶詰から噴出した 女子アナのいやらしい「潮」の匂いが充満していた その匂いと先ほどの生中継の女子アナのあえぎ声を思い出し 僕の股間はとても硬くなっていた コタツの布団でそれを隠し 僕は佐田さんの部屋で寝た。 目が覚めると真っ暗だった。 外も真っ暗だ。 どうやら夜まで寝てしまったみたいだ。 テレビをつけてみた ダウンタウンが出ていた。 HEY!HEY!HEY!のスペシャル生ライブがやっている。 ん?生放送・・・・。 僕は 朝の出来事を思い出した。
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