時間は流れるものでして

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その日も 昼は やっぱり来まして やっぱり 僕は 一人でして やっぱり 君は いませんで それも 当たり前だと 思っておりまして だけど 本当は いなくなるなんて 思わなかった 本当に別れてしまうなんて 思わなかった その日も 昼は やっぱり 来まして もう昼なんだなぁと思いまして 昼になったら 全て 燃えてしまうと 思っておりまして 昼になったら 全て 灰になると 思っておりまして でも 昼になっても 君の事 燃やしてしまう事は 出来なくて 二人の事 灰にしてしまう事は 出来なくて 一人の昼は 悲しくて それでも 昼は やってくる
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