嫉妬。

12/26
前へ
/35ページ
次へ
…………………… …………………。 「…―っておい!! 何か言わんかいっ! こっちは聞かれたから答えとんねん!!!」 「あ、すまんすまん…。 …うん、なんかあまりに 可愛いらしい事言いはるから 幻聴かと…」 言い終わると同時にはっと思う。 さっきは気のせいだと 思っていたが やはり剛の頬は紅くなってて 少し恥ずかしそうに 俺を睨みつけている。 くりんとした大きな瞳が ほんの少し涙目になりながら…… ……あれ?また俺可愛いって思った? …ありえへん。 相手は男やで?剛やで? 俺の相方やで? でも………… なんやろ。この気持ち。 剛の言葉ひとつで 俺―――……
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

374人が本棚に入れています
本棚に追加