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俺は手に持っていた雑誌を
バシッと机に叩きつけた。
一瞬ビクッと
剛の体が動いたけれど
そんなことを気にする余裕は
残念ながら俺にはない―。
おもむろに立ち上がり
2人の部屋の区切りをまたぐ。
不思議そうに見つめる剛。
―――バンッ!!
そんな相方の目の前に座り
後ろの壁に手をついた。
もうごまかせない。
逃さない。
俺からは――…。
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