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かくして、天才舞踏家の名前を譲り受けたニジンスキーは、その素質を見抜いたオブライアン氏に預けられると、1969年アイルランドでデビュー戦を快勝し、そのまま無傷の4連勝で、イギリスねデューハーストステークス(イギリスの2歳王者決定戦のG1)に向かい、後方から突き抜けての3馬身差の快勝を飾りイギリスの2歳馬チャンピオンとなった。
3歳になっても、その勢いは止まる事は無く、アイルランドでステップレースを勝つと、イギリス2000ギニー(日本の皐月賞に相当)は好位から抜け出し2馬身と2分の1差の快勝。
ダービーでは、後方待機からゴール前で目の覚める様な瞬発力を見せ、2馬身2分の1差の豪快差し切り勝ち。
勝ちタイムは当時のレコードを34年振りに更新するレコード勝ち。
更に、アイルランド・ダービーでも3馬身差快勝し力の違いを見せ付ける。
無敗の9連勝で欧州競馬界を席巻する勢いを見せる希代の怪物ホースの登場で有る。
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