嵐は突然やってきて

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琉華もおずおずと莉奈の背中に手を回した。 「ごめんね。大馬鹿で…」 「本当だよっ…もう、心配かけないでよぉ…」 「うん…ごめんね」 二人で抱き合っていると、琉華の正面から2つの影が見えた。 「ったく。俺にもそれくらい素直になってくれても良いじゃねーか」 ふて腐れた表情をした、ツンツンした茶髪の彼は莉奈の彼氏…石神 隼人。 シルバーアクセを付けて厳つい感じだが、知っての通り莉奈の尻に敷かれている。 「あ、彼氏君…」 「琉華ちゃん、大丈夫か?」 「うん。莉奈と一緒に探してくれたんだよね?ありがとう」
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