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鼻を啜りながら教室のドアを開けると、莉奈の笑い声が響いた。
「アハハハハッ!あの写メ凄すぎ!!え、考えたのミツ?よっぽど頭きてたんだね。うん、じゃ週末」
どうやら隼人と電話していたようだ。
ドアの前で突っ立っている琉華に気付いて、携帯片手に近付いてきた。
「おはよ。大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ…」
麻生の事は、全然だけども…。
「それよりコレ見てよ!」
高いテンションのまま、携帯の画面を琉華に押し付けた。
「ぶっ」
そして噴き出した。
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