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目の前にはきらびやかな世界。
シャンデリアや美しい絨毯がしかれている空間に私は立ちすくんでいた。
どうやら何処かのパーティー会場のようだが見たこともない。
広さは果てしなく、端が見えないといったところだ。
そこでの私の格好は、場にそぐわぬダメージジーンズにTシャツというラフな格好、しかし………
周りを見渡して見れば、正装でいる人なんて一人もいない。
ざっと見る限り数百人はいるのに、皆普段着だ。
皆普通に酒と料理を楽しみながら相手と会話をしている。
それがあまりにも不気味で、心の中の不安を呼び起こす。
あまりにも不自然な光景なのにそれが普通のもの。
――ああそうか…………
今宵もまたリアルな悪夢の始まりだ
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