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そして、約束の水曜日
パソコンで調べた住所へ向かっている途中、妙な違和感が脳裏によぎる。
あれ!?この道のり前に通った気が……。
違和感を抱きながらも、目的地の喫茶店珊瑚礁に着いた。
もしかしたらって思ったけど、入学式の日に迷い込んだ店じゃ……。
ってことは……!!
ドアを開け恐る恐る中に入ってみると、記憶が鮮明になっていく。
瑛『 いらっしゃいませ。 喫茶珊瑚礁へようこそ。』
まだ見たことのない笑顔で出迎えてくれた。
私『 あっ、やっぱり!! 佐伯君だ!』
瑛 『 1名様でよろしいですか? お席へご案内いたします』
んっ??シカト?!
私『あれ? 佐伯君でしょ??』
瑛 『 ……………。』
先ほどの笑顔から一変して、眉間にシワを寄せ、明らかに不機嫌な顔に変わっていた。
瑛『 ちょっと、ツラ貸し……いえ、よろしいですか?』
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