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扉が開いた瞬間、エナは出てきた人に目を奪われてしまった。
え!?なんだこの美少年は!!
エナがそう思うのは無理がない
整った顔立ちに加え長身なスタイル、立っているだけでもイケメンオーラが出ている生まれながらの王子様だった。
自分の状況も忘れ、しばらく彼に見とれてしまう。
?『………げぇ。』
彼の方から小さなつぶやきが聞こえた気がする。
?『うちの店に何か御用ですか?』
私『……あっ!
あの、あたし道に迷っちゃったんです。
それで良かったらこの辺の道を教えて欲しいなぁって……。』
話しかけられたことにびっくりしながらも、厚かましいお願いをしてみる。
?『この辺の子じゃないの?』
私『最近引っ越してきたばっかりで……』
?『……そうか。なんだ』
私『えっ?』
思わず聞き返してしまった。
?『朝から笑うと疲れるんだよ。ただでさえ寝不足なのに……。』
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