始まり始まり✨

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扉が開いた瞬間、エナは出てきた人に目を奪われてしまった。 え!?なんだこの美少年は!! エナがそう思うのは無理がない 整った顔立ちに加え長身なスタイル、立っているだけでもイケメンオーラが出ている生まれながらの王子様だった。 自分の状況も忘れ、しばらく彼に見とれてしまう。 ?『………げぇ。』 彼の方から小さなつぶやきが聞こえた気がする。 ?『うちの店に何か御用ですか?』 私『……あっ! あの、あたし道に迷っちゃったんです。 それで良かったらこの辺の道を教えて欲しいなぁって……。』 話しかけられたことにびっくりしながらも、厚かましいお願いをしてみる。 ?『この辺の子じゃないの?』 私『最近引っ越してきたばっかりで……』 ?『……そうか。なんだ』 私『えっ?』 思わず聞き返してしまった。 ?『朝から笑うと疲れるんだよ。ただでさえ寝不足なのに……。』
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