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朝から縁がある人だったなと、少しだけ佐伯君を意識し始める。
謎でカッコいい人だけど、なんか偉そう。
特に言われたことを気にしないで、そのまま入学式が行われてる体育館へ向かった。
そして、長ったらしい入学式を終えて教室へと戻る途中、後ろから誰かに呼び止められた。
和田『あの~さっき入学式で席隣同士だったよね? 』
私『えっ??』
声がする方を振り返ると、そこには小柄で可愛い子が立っていた。
和田『あたし教室がわからないから一緒に行っていいかな?
同じクラスだと思うだけど……』
私『 あぁっ! じゃ、A組の子?
うん、一緒に教室まで行こうよ』
和田『良かった☆ 間違えてたらどうしようかと思ったよ!!
あたし和田 ゆうきって言うんだ、宜しくね』
柔らかい雰囲気ながら鼻声で話しかけてくる和田さん。
私『あたし 斉藤 エナって言うんだ。こちらこそ宜しく』
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