始まり始まり✨

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朝から縁がある人だったなと、少しだけ佐伯君を意識し始める。 謎でカッコいい人だけど、なんか偉そう。 特に言われたことを気にしないで、そのまま入学式が行われてる体育館へ向かった。 そして、長ったらしい入学式を終えて教室へと戻る途中、後ろから誰かに呼び止められた。 和田『あの~さっき入学式で席隣同士だったよね? 』 私『えっ??』 声がする方を振り返ると、そこには小柄で可愛い子が立っていた。 和田『あたし教室がわからないから一緒に行っていいかな? 同じクラスだと思うだけど……』 私『 あぁっ! じゃ、A組の子? うん、一緒に教室まで行こうよ』 和田『良かった☆ 間違えてたらどうしようかと思ったよ!! あたし和田 ゆうきって言うんだ、宜しくね』 柔らかい雰囲気ながら鼻声で話しかけてくる和田さん。 私『あたし 斉藤 エナって言うんだ。こちらこそ宜しく』
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