ごめんね…

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んっ、よく見たら1人正座せずに隣に寄っ掛かるようなっていて、しかも小刻みに震えてる。 『お前ちゃんと正座しろっ』と一言言い顔を蹴っ飛ばした。 相手は倒れ起き上がらない。小刻みに震えていたが今は激しく震えていた。 『ケイレンしてる』相手の誰かが言い、僕はビクッとした。 仲間が『お前らこうなりたくなければ金よこせ』 相手はすぐに財布ごと渡してきた。 『助けてください』 『もう勘弁してください』 震えた声が聞こえた。 僕達は顔を見合せ 『ここら辺で見かけたらぶっ飛ばすからな』 『またお金ちょうだいね』などと相手に言葉を投げ捨てその場を去った。 激しくケイレンしてる相手、怪我人を残し去った。 ほんの数分バイクで走った所で数台のパトカーやカブとすれ違った。 後ろを見たら僕達がいた人けのない路地に入って行った。 『ヤベエ逃げろ』 僕達はスピードを上げ、ひとまず仲間の家へ。 『誰かに見られてたんだな』と言ったら、 『危なかったなぁ』 と仲間が言い3人で笑った。 『今日はギリギリセーフだなっ、相手ケイレンしてたなっ、どんだけ殴ってやったよ、財布全然入ってないょ。』 そんな事を話し皆で笑ってた。
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