ごめんね…

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何時間たったろうか、皆で漫画を読んだりゴロゴロしたり好きなことをしていると、 『ピンポン』 チャイムが鳴り3人はビクッとし顔を見合わした。なぜならもう夜中の12時すぎだからだ。 何度かチャイムが鳴り仲間の親が玄関を開けた。3人は耳をすました。話し声は聞こえるが内容が分からない。 僕が『ヤバくない』と小声で言いそれに対して仲間は人差し指を立て口に持っていき反応した。 無言が続いた。 数分後足音が近づいきてドアの前で止まった。 トントン。 『いるの?』 『お客さんだょ』 仲間は無言で立ち上がりドアを開け何も言わず玄関へ行ってしまった。 僕達2人は顔を見合わせた。 『逃げよう』 窓を開け外へ出た。 裸足のまま外へ出た。 仲間の家は出入り口が一ヶ所しかない。 とりあえず壁づたいに息を殺し歩いた。角に付くと話し声がはっきり聞こえた。 『これは君のバイクだね』『数時間前に事件がありこのバイクとナンバーが見かけられ事情を聞きたい。』と言っていた。 2人は顔を見合わせ、僕は『警察だ』そう心の中で確信した。 5分位してからドアがいくつか閉まり車は走り出した。 僕は仲間が口を割らない事だけを願った。
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