PROLOGUE 【新星】

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2009年3月 とある県のとある工場― 「今日も夜中までかかっちまったよぉ。残業手当てちゃんと貰えるんだろうなぁ…」 今日も深夜までかかって自動車の部品の一部を製造していた1人の中年男性が、ぶつぶつ文句を言いながら戸締まりをしていた。 「はぁー…なぁんか上手い話ないもんスかねぇ?」 同じく、連日淡々と深夜まで働いてこんな毎日でいいのかと疑問を抱いき始めている茶髪の青年が煙草を吹かしながら中年男性に問い掛ける。
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