PROLOGUE 【新星】

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彼は鎌を振り上げられた瞬間"死"を覚悟し目を閉じた。 一瞬で死ぬと痛みすら感じないのか? 目を閉じ数秒経った筈だが、身体には全く痛みを感じない。 それどころか生前と何ら変わりない。 死ぬってこんな感覚なのか?まだ意識さえあるぞ? 「22、2237!55577777555554!?」 ギリギリギリッ ち、違う!?あの化け物の声がするという事は、まだ生きている!? 「!?」 青年がカッと目を見開いた眼前には、何者かが巨大蟷螂を押さえ込んでいる姿があった。
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