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へらっとした笑い顔をしながら答えた。
「キャバクラで働いてた時にね~、スカウトされたようなもんなんだ~」
え~?と言いながら記者は興味津々な顔をした。
「初めて東京きて、寮があるキャバクラで働いたの。その頃からエナメルの黒光りしたハイヒール履いててさ、女王様っぽく見えたんだろうね」
へらっと笑って話しながらも、雑誌記者が喜びそうな話しを続けた。
「実はね、今もたまにキャバクラで働いてるんだよ!」
これには記者も驚き、からだを前のめりにして食い付いてきた。
記者「本当に!? ハードプレイで恐がられてる天野さんが、キャバで接客してるんですか!?」
笑いながらうなずく顔に嘘はない。
そう。
女王と崇められながらも、酔っぱらい相手に接客もするキャバクラ勤めという顔も持っていた。
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