愚かな女王様

インタビュー

記者｢天野さんと言えば、その左腕の龍が特徴ですよね？いつ頃入れたんですか？｣　

天｢二十歳の時にね～、成人した記念に入れたんですよ。どっかの遠い国の儀式の真似したの。｣　

えへへっと笑う癖、キツい煙草をふかしながら答える天。　

必ずと言っていいほど、雑誌のインタビューではされる質問。　

それもそのはず、バブルがはじけた当時、左腕から肩にかけてでかでかと和彫りの刺青した女王様なんて、今と違って珍しがられたから。