2章 転落は突然に

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家では、母が父と毎日のようにケンカ。 どうしてケンカしていたのかはわからない。 取っ組み合いのケンカばかりしていた。 私と兄は自室にこもるしかなかった。 そんな中、兄の部屋のマンガを借りて読むことが多くなった。 兄は手塚治虫やドラゴンボールなど、幅広いジャンルのマンガを持っていた。 だから飽きなかった。 学校も楽しくないし、家でもつらい私はマンガに没頭していく。 兄がいなくても兄の部屋でマンガを読むことが増えた。 別に兄も怒らなかった。 でも、ある日。 急に兄が私を押し倒した。
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