2章 転落は突然に

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思ったよりボロアパート。 今までの家はマンションやったし、実家のじいちゃんの家は近所からすると邸宅だったし…(お屋敷のような立派なものでなく、普通の民家が三個くっついて庭もそれなりに広くて、離れや花壇があった感じです) お嬢さん気質がまだ抜けきっていない私。 特に水回りが汚くて嫌やった~ 風呂場の床のタイル…いつも真っ黒で、おかんも掃除せんし… 浴槽で洗って狭い洗い場だったので浴槽からえいっとドアの向こうまで飛びうつってましたね… 素足で踏むの嫌で… 新たに転校し、西○○小学校へ入った私。 前回のいじめを教訓として、大人しくしようとしていたら 同級生たちが 「大阪人や!」 と珍しがってくれて、あっという間に人だかり。 戸惑う私。 それをよく思わない男子一味が 「転校生のくせに初日から生意気や!勝負せぇ!」 と、喧嘩を仕掛けてきた。 元々負けん気の強かったわたしは受けてたつも… かけっこで惨敗…(小4の男子とやもん、当たり前) まぁ、そんな悶着もありましたがそれなりにお友達もできたし、相思相愛っぽい男子もいたわけで(恥) 楽しく学校生活が送れました。 あと、おかんの就職先も大手ハウスメーカーに決まり、お金と大会社の後ろ楯がついたおかんはなんと 神戸に分譲マンションを買いました! 明石海峡大橋の見える、丘の上のマンション! お陰で通学は時間かかるようになりましたが
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