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目を開ける。周りは真っ暗だ。自分が立ってるのか座ってるのかわからない。本当に自分の体が無くなったみたいだ。
「――なるほど。確かに凄い技術だな。テレビで取り上げられるわけだ。」
声は出るみたいだ。相変わらず体がどこにあるのかわからないから自分の声もどこか遠くで発っせられたような感覚がある。
『プレイヤー情報を登録します。お名前の確認――――浅井 裕二様で間違いありませんか?』
「うわっ」
いきなり女の子の声が頭に直接響いてびっくりした。いや…多分すぐ近くで喋ってるんだろうけど、何も見えないから頭に響いてるように感じる。
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