一頭との巡り会い

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昨年秋にデビューして以来5戦0勝。 この5戦での最高成績が、天才リーディングジョッキーである滝裕に導かれた、3着が最高である。 リーディングジョッキーの滝裕ですら、3着までが精一杯の成績だった、バーニングハートでデビュー5年目の若手である健次が勝つ等、簡単では無い事は火を見るより明らかであった。 そして、健次がバーニングハートの手綱を握りレースに出る日がやって来た。 レース前のパドックを周回するバーニングハート。 今にも爆発しそうな闘志で引き手の厩務員が逆に引かれてる様であった。 バーニングハートと同じ未勝利馬が集まるこのレースで、バーニングハートは6番人気。 同じ未勝利馬が相手でも過去の戦績ではバーニングハートより良い成績を持っている馬が多数。 素質、血統、実績においてバーニングハートはこの未勝利戦でも評価は高いモノでは無かった。
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