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キミゎ気付いていないだろう... あの日あの時ボクが心に受けた深い傷の存在に... その傷が今も深く刻みまれたままだという事も... これから先... 一生癒える事の無い... 深い深い傷を... ボクの心に刻んで何食わぬ顔をして生きているキミ... ボクの大切なものを... 一瞬にして壊してしまったキミ... もう... 一生戻る事の無い... たった1度きりの... 初めてを... 奪ってしまった最低なキミ... あの日あの時から... それまでキミを大切な友人と思っていたボクゎ... 儚く砕け散った... やっぱり人なんて信じちゃいけないと思った... ボクゎキミを大切に思っていた自らを恨めしく思った... なんでボクゎ人なんて信じてしまったんだろう...? ボクゎあの日あの時からずっとそう思ってたんだ... でも ボクの周りにゎ... 人を信じる事の大切さ... 人を憎む事の醜さ... 人を愛する意味... その全てを教えてくれる人々がいた その人々がいたからこそ... 今のボクがいる 人ゎ醜い... そしてそれ故に美しい... だから人ゎ人を愛し... 慈しむんだ だからボクゎ... アナタを愛する事が出来た アナタとボクが巡り逢った事なんて... この蒼く広い地球にとってゎとてもちっぽけな事... けど そのちっぽけなボク達にとって 少なくともボクにとってゎ... すごくすごく大きな事だったんだ アナタに巡り逢わせてくれたこの世界に... ボクゎ感謝する... それと共に... アナタとボクを引き離した運命が... ボクゎ妬ましいと思う... 妬む事など... 憎む事など... 醜い人間達だけがする事 それが人間 これゎ他人事なんかじゃない こんな運命なんてお飾りに嫉妬してる醜いボクも... この世界に生きる醜い人間達の中の ちっぽけな1人なのだから
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