虚脱感

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仕返しが終わった途端、俺は悪人になった。 学校って場所じゃ悲劇のヒロインにすらならなかったのに… 学校に行かない俺を想像したお袋は、帰りのバスの中で泣いていた。 俺はそんなお袋を見たくなくて、何も言わずに窓の外を見ていた。 自分の家の手前で、お袋はいきなり言った。 お袋:「純平、お母さんお腹空いたよ。ちょっと何か食べていこうよ。」 俺:「いらない…」 お袋:「いいから!付き合いなさい!!」 嫌がる俺を、お袋は無理矢理うどん屋に連れてった。
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