虚脱感

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昼過ぎのうどん屋はガラガラだった。 お袋はランチ、俺はざるそばを注文した。普通なら俺は、ざるそばに天丼は必ずセットで注文するが、本当に食欲がなかった。 注文したあと、お袋が俺を元気づけようとして、いろいろ話しかけてくるが、俺は何も耳に入らなかった… 学校を出てから、俺は一分刻みでヤル気というか、気力というか、何かを失っていったんだ。 燃え尽きたのか?ってその時は思った。俺は終わったんだって…
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