プロローグ

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「お待たせ。」 と言って目玉焼きとベーコンを焼いてくれた。俺はそれを光の速さなみに急いで食べた。 「糞!!早く着替えなきゃ。」 俺はまたまた光の速さなみに制服に着替え、家のドアをあけて走り出した…がなにかにつまずいて転んでしまった 「いってぇ…なんだ…よ…?」 そこには見知らぬおっさんが倒れていた。ここで女の子なら助けたのになあ… そして見知らぬハゲのおっさん。略してハゲおはほっといて走り出した。 ヤバい遅刻はマズい!しかも初日からって…。ああっ見えてきた! 俺が今年から通い始める高校、神楽坂高校である。ここらへんの神楽町では、まあいたって普通のレベルの高校である。 「はぁ…はぁっ結構疲れたな。」 意外と距離はある。 俺は長距離より短距離さ!! じゃあ教室行くかな? 「えっと1ーBはここかな?」 ようやく教室についた。前の扉を勢いよく開けた。…あれっ!?遅刻かな?先生睨んでるし… 「ええっとお前の名前はなんなんだ!?」 「竜也…です。」 「そうか、竜也か…。ところで竜也今は、何時だ!?」 恐る恐る見たら…8時16分… 遅刻してしまったあぁぁ!! 「何やっていたんだ!?」 顔は笑っているが目が笑っていないから…どうしよう…。 よしっ!! 「朝学校行くとき道端に見知らぬおっさんが倒れていて、助けたら遅刻しました。」 やっぱり…バレるよな…!?
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