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パンパンと砂を払っている少女。一体何者なんだ?よーく見るとおかしな服を着ている。可愛らしい服なのだがどこか…こう…魔女っ子?アニメのコスプレっぽい気がする。そうか!これは撮影だな。カメラはどこだ?スタッフとかいないのか!?
「ところでお兄さんは何者なの?ここには人はいないって聞いてたのー。」
女の子は不思議そうに俺に言ってきた。その瞬間空が光る。
「うわっ!?眩しい。」
「いけないの!?お兄さんは早く逃げるのー!」
慌てて俺を押す女の子。しかしまったく意味が分からん。
「オーッホッホ!見つけましたわ! 」
上を見るとそこにはこれまたカワイイ女の子がいた。
ん?おかしくないか?あの子空飛んでるぞ!?
「待つのー!ここに関係ない人がいるの!」
「問答無用!そんなことで誤魔化せませんわ!!」
そう言うと女の子の周りに無数の球が現れた。
「これも撮影の特殊技術かなんかか?」
「何を言ってるの!?私の力じゃお兄さんを守れないの。」
もう訳が分からん。いつの間にか俺まで出演してるってのか?
「さぁ覚悟なさい!ライトニングセイバー!」
その言葉と共に球は剣の形となって飛んでくる。
「う、うわーー!!」
その瞬間、俺は人生は終わったと思った。
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