第一篇

10/11
前へ
/19ページ
次へ
『馬鹿ばっかりの中にいる馬鹿』 うざいうざいうざい だから耳に穴を空けた うざいうざいうざい だから髪を血色に染めた うざいうざいうざい だから手首を掻きむしった 血が出るまで 肉が覗くまで アイツを殴って殴って 気が済むまで殴り続けて やっと気づいた 分からないフリをしていた 小さい頃の大きな夢に 背を向けた自分が一番うざい
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加