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「そっか…鳥香ちゃんの願いは叶った?」
「叶わない…そう思ってた。けど紅羅に会えた。紅羅は私と友達になって欲しいって言ってくれた」
「うん」
「すごく嬉しかった。さっきは人間は怖いって思ってたけど…」
「怖いよ。人間は」
「え…?」
「紅羅は特別だ。あいつには俺と蝶華と同じように力があるから」
そう話す歌鏡の声は淡々としていて、何の感情も込められていなかった。
「けど全てが紅羅のようにはいかない。今回は運がよかっただけだよ」
「…」
「夜都さんが言った事は間違いではないよ。人間界は君達を受け入れない…受け入れられないんだ」
歌鏡の声が悲しそうに響く
「俺は君も分かってると思うけど退治屋だ。例え君の仲間でも人間に危害を加える妖怪なら手加減しない」
「…」
鳥香の動きが止まる
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