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君と初めて会ったのは
まだ幼かった時
公園にぽつりと立った君
何故か泣きそうな顔をしていた
「どうしたの?」
思わず声を掛けた
振り返った君は何故か驚いていた。
「貴方こそどうしたの?怪我だらけだよ」
「あぁ…」
俺は小さく苦笑いして、服に付いた埃を払った。
それは近所の子供に仲間外れにされ、いじめられた後
「俺は化け物なんだ。だから追い払われたんだよ」
「…」
少女が悲しそうに俺を見つめる
「もう慣れたけどね」
俺は人間ではないものが見えた。
幽霊とか妖怪とか…
普通の子供には見える訳がない
当然、異端と呼ばれるには時間が掛からなかった。
近所で俺に近付く者はいない
むしろ格好のいじめの標的だ。
石を投げられ、殴られ蹴られる
すでに慣れてしまってはいるが、時々この力を生まれ持った事を恨みたくなる。
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