1人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
蹴られても何も言えない石ころのように
固い意志を持ち続けていれば
この町を生き抜くには十分なんだろう
例え放り投げられても
例え踏みつぶされようとも
きっと
薄い殻を割って周りを見渡せば
違う世界があると浮かれていたんじゃない?
そこにはただ広く何もない空が広がっているだけ
ただそれだけだからこそ、僕らは
果てしなく続いているという錯覚を見る
いつだって他人任せです 仕方ありません
僕は君に気づかれにくく出来上がりました
朝も昼も、きれいな夕日の中でも……
僕は人がつまずくためだけの障害物
誰か転ばないかなとただ待っているだけ
気付けないさ 誰も教えてくれないもの
例え置いていかれても
例えついていけなくても
きっと
最初のコメントを投稿しよう!