自慢の幼なじみ

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今では私の「好き」も過去形。 晴野のことは大好きだけど、恋じゃないんだ。 私のなかで王子様はずっと晴野。 でも王子様は来なくたっていつか心から愛し合えるような人が現れてくれるんじゃないかな、と期待している。 まぁ晴野を知っちゃうとそれも難しいけどね。 「紗良ー!!!!晴野くん待ってるわよー!!!!」 お母さんの声だ。 やばいやばい、急がなきゃ。 私は慌てて洗面所を飛び出した。
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