通り雨

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言葉が 嘘をつくなら なんにも 言わない あたたかい 肩にふれていて 雨が通り過ぎるまで 変わるものが 心と言うなら 時もまた そうかしら へりくつと笑った キミを忘れないでいるよ ただ そこには 確かに かたち無い何かがあって 今まで知ってた どれとも違ってたね 言わなかっただけ… 言えなかっただけ… 濡れた髪がかわいたら そっと瞼ふせて 気づかないふりをした 遠い夏の日
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