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カランコロン…
真夜中の住宅街に気だるいツッカケの音を響き渡せる。
…私の名前は夕(ゆう)
当時13才…
髪は色をぬき目は据わり生気を失い、声を上げて笑うことも特になかった。
やりたい事もなく、見えない未来に不安を覚えてたことにも、今の自分に不満を感じてた事にすら気付かずに…何かに八つ当りをしては虚しくなり、バイクを走らせても何のしこりも取れず気持ちも晴れず…
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