小学生とピストル

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授業中も健太はいつも以上にボーツとしていた。 特に苦手な体育では通称カクガリにこっぴどく怒られた。 「この筋肉馬鹿が!」 健太は蔑んだ目でにらむ。  体育がおわると亮佑が話し掛けてきた。 「カクガリのやつなんなんだろーな」 実際亮佑は運動神経もまあまあでカクガリに怒鳴られることはなかった。 いつも健太は亮佑なりの気の使い方がその爬虫類のような笑みとともに腹立たしかった。 「こいつはなんで俺に絡んでくるんだ」
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