小学生とピストル

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ねっとりとした寝汗が渇き、その気化熱が体温を奪い健太は寒さで目覚めた。 夢のようなもの、幻聴。 なんと呼ぶかは分からないが、嫌なものに寝ている間苦しめられた。 その寒さに身震いをし、布団に再度頭を窄める。 寝返りをうち、うつ伏せになると枕元に健太が欲しかったゲームソフトが見える。 そこで、布団から喜びの力を借りて飛び出るつもりでいたが、そうはならなかった。 ゲームソフトの横に黒い物体が並んでいる。 それが何か分からず、布団の中から黒を凝視していた。
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