1人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
それは、いつも同じ夢
俺は、一人血生臭い死体の山にいつもいる。空には、喋るカラスが何かを言っている、だが何て言ってるかまでは、わからない。そんなカラスに襲われて目が覚める。こんな夢が毎日続く、だからいっつも寝不足だ、そんな毎日が嫌でたまらなかった、だがこの毎日が終わる出来事が起こった。
それは、3時間前の出来事だ。いつものように学校からゲームセンターに行って暇を潰して家に帰る。ただそれをするだけだったが今日の夜は、何かが違った。
帰り道は、なぜか気味が悪かった、理由は、わからなかった。ただ暗がりの中に見える、動物の影を見た瞬間それは確信に変わり危機感になった。
その危機感に従って右に避けるとその影は、俺をかすめて電柱をなぎ倒した。その影は、パッと見動物なんだが絶対に動物じゃない、何故かって?動物に人間の顔は、生えないからだ。そいつと目があった時、俺は思った!「こいつ俺を狙ってやがる」
そいつから何分逃げたことか、いや何時間かもしれない。疲れた、走り疲れた。もう動けない、そう思った矢先その化けものは、俺の目の前にいやがった
鋭い爪が振り下ろされた!!
死にたくない!!そう思った時、俺の体が光り巨大な盾が現れた。
盾が出て来た事に驚いたが、盾で化け物が苦戦している隙に俺の体が逃げる方が先だった。………しばらく走った後、化け物がいないことを確認して休憩した。……その時気付いた、俺の右肩辺りに何かが飛んでいる。それは……デフォルメされた体に猫耳を生やした青い瞳の女の子だった、驚く暇も無くその少女は、言った。
「何故戦わなかった?」
……俺は、言う
「あんな化け物と戦えるか!」
「君には、戦う力がある。」
「力があったってゴメンだねそんなの!大体お前は、何なんだよ!」
「お前とは失礼な!私には、永久(とわ)と言うちゃんとした名前がある。私も名乗ったんだ君も名乗れ」
「樹 想魔(たつき そうま)だ。……んじゃ、まず聞くがあの化け物は、なんだ?」
「おそらくイメージサモンされたものだろう。」
「イメージサモンってなんだ?わかるように説明してくれ。」
「想魔も出しただろ?あの巨大な盾を、あれがイメージサモンだ。」
「つまりなんだ、魔法見たいなものってことか?」
「手っ取り早く言うならそういうことだ、だからイメージサモンできる、想魔には、戦う力がある!と言うことだ」
最初のコメントを投稿しよう!