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ヤンデレラ
とある時代とある国に
とても仲の良い王子さまとお姫さまがおりました
王子さまは真面目でやさしく
お姫さまはけんしん的で美人でした
ですがある日
お姫さまが
街にお出かけしている間
おへやをそうじするように
王子さまはめしつかいに言いました
でもふだんからお姫さまはきれい好き
王子さまはすぐにすむだろうと
ゆっくり自分のへやでかんがえていました
ところが
すこしして
へやにめしつかいがまっ青なかおで飛びこんできました
手には
乾 イ タ
血 塗 レ 帽子 ト
デ バ 包丁
王子さまはそうめいでもありました
この帽子は見たことがあるし
包丁は昔のものだとすいさつできました
さらに
お姫さまのへやから見つかったということも
つまり
お姫さまのヒミツ
お姫さまは自分の昔ばなしをしたがりませんでした
ですがこれを見つけて
問いたださないわけには行かなくなりました
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