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「…デメリットは?」
「え?」
「勝ったらオレに十万でしょ?つまりその倍…いや、五倍ぐらいは貴方に入るんでしょう?つまり、負けた時にはそれなりの代償があるはずだ。悪いがオレはそんなに金を持ってないんですよ。他を当たってください」
青年はその場を立ち去ろうとする
「ま、待ってくれ!責任は俺が全て取る!君はただ代わりにゲームをやればいい。勝ったら十万、負けても何もなし。これで文句はないだろ?」
「なんでオレなんですか?」
「君の運に賭けてみたい」
青年は男の目を見る
「面白い人ですね。じゃあこちらからも条件を出していいですか?」
「何でも言ってくれ」
「まず、何故貴方はそのゲームに参加することになったのか、そしてどんな取り決めがあるのか。これを詳しく話してほしい」
男は黙って頷いた
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