幸せのカタチ(白骸)

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「ハァッ…ハァッ…ハァッ…間に合い…ました…か?」 「…残念、"30秒"遅刻だよ…」 カフェの1番奥の上質なソファーにもたれ掛かりながら紅茶を飲んでいる少女は雲雀恭弥、ボクのライバルでありよき親友です!! でも時間には厳しい並盛"最恐"の風紀委員長です; 「いいじゃないですか!!30秒くらい!!」 「遅刻は遅刻だよ…というわけでここは貴女の奢りね…あ、チョコレートパフェ2つ」 「…相変わらずですね;……あ、あとミルクティー1つ」 「で?…話って?」 ―‐ 「ふぅん…つまり、白蘭が最近構ってくれないから寂しいんだ?」 「ちっちが「わないでしょ?」 「うっ;」 「……《白蘭…この娘にこんな顔させるなんて…咬み殺す…》」 「…白蘭は…他に好きな人ができたんじゃないでしょうか…ま、まぁボクは構わないですけどね!!;」 「強がっちゃって…好きなんでしょう?…白蘭のこと…《それに…白蘭に好きな人が出来たわけじゃないと思うし》」 「好き?…ボクが白蘭を…?クハハハ!!有り得ないですよ!!」 「…もしかして…無自覚?…」 「へ?何かおっしゃいました?」 「別に…ほら、パフェ溶けるよ…」 なんだかはぐらかされたような気が; …それにしても…ボクが白蘭を……好き? ないないないない!! …でも…じゃあ…このモヤモヤは…? .
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