幸せのカタチ(白骸)

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なんでボクこんなとこにきたんでしょう… 別に白蘭に逢いたいとかそんなんじゃないですし; …そう!!レオナルドに呼ばれただけです!! 「…骸さん、何してるんでありますか?」 「レオナルド!!…白蘭…は?」 「疲れてるみたいで、ソファーで少し仮眠を取ってるであります」 「そう…ですか…」 「それ、差し入れでありますか?」 それ、と言われたのは白蘭の大好物のマシュマロです レオナルドから最近会えなかったのは書類整理に追われていたからだ、と聞かされた"優しい"ボクはわざわざ持ってきてやった、というわけです!! 「じゃあレオナルド、これ渡しておいてくださいね?」 「……すみません、これからこの書類をそれぞれ渡さなければならないんです…」 「…え?;」 「なので、ご自分でお渡しください!!」 「…へ?;ちょっ!!…レオナルド!!;」 あぁ~、行ってしまいました; …と、とにかくこれを渡したらさっさと帰ればいいんですから!! ―‐ガチャッ 「し、失礼しま~す;」 あれ?…いない? あぁ、ソファーで寝てるんでしたね… ……いた!!; ホントに寝てる……? 「…白蘭~?」 ……フニッ …!! 白蘭のほっぺ、柔らかい!!/// ……フニッ…フニフニ 「…起きませんね………………………白蘭…///」 この前、帰り際に恭弥くんが言っていたこと… ―‐ 「……ある人の笑顔や楽しそうな表情、それ以外でも、ドキドキして頭から離れないことがある?」 「えっ…と…?」 「僕はあるよ…」 「…?それって…」 「了平…だよ///…僕は了平が大好きだからね///」 「……」 「僕が教えるのはここまで…じゃあね…」 ―‐ .
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