SCENE1 出会いは春風と共に

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「で、言いたい事はわかってんだろ?」 「寂しいって事か?」 「どの口がそんな事言ってんだクソ親父ッ!」 「ゆ、悠くんっ!?落ち着いて~!」 愛穂に止められて俺は気持ちを落ち着かせ、携帯を持ち直す。 「まぁ、冗談だ。愛穂ちゃんの事だろ?」 「ああ。どういう事だ?うちに住むらしいけど」 「その子は世界に二人しかいないSSSランクだ。一般生活をした事全くない。だから、うちで預かって体験させる事にしたんだ」 「第一さ、超能力って結局なんなんだよ」 「人間の脳は全く使えていない。それは知ってるな?その使えていない部分の力。それが超能力だ。 主に超能力は三種類。物を操る念動力者(サイコキネシスト)、心理を自由に操る事が出来る心理操作者(メンタルマスター)、瞬間移動が出来る瞬間移動者(テレポーター)だ。 愛穂ちゃんは念動力者に該当する」 「愛穂。なんか超能力やってみてくれ」 「うんっ」 愛穂が漫画に手を翳すと、漫画は無重力空間の様にふわりと宙に浮いた。 「悠くんっ!ご褒美はちゅ~がいいかもっ!――いたっ!」 拳骨を一発。 「うぅ~!それには愛を感じないかもっ!」 自重しろ。

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